まず、先にお伝えしておきたいのは、
【その警告、嘘です!!絶対に指示に従わないでください!】
いま目の前に見えているその警告は、パソコン自体がエラーを出しているのではなく、インターネット閲覧中に広告が表示しているものになります。
パソコンが実際におかしくなった事ではないのでご安心ください!
ただ、この広告というのはウイルス対策ソフトが入っていたとしてもあまり効果がありません。
ウイルス感染ソフトは、ウイルス感染を防ぐ為であって、広告をブロックする機能がついていないからです。
この広告がでるとどうなるのか、順を追って説明します。
【詐欺広告】ひっかかるとこうなってしまう!
1.インターネット閲覧中、またはWindowsの右下から出てくるポップを装い、広告で不安を煽ます。
2.次に、下記の画像のようにカウントダウンの表示をして、さらに不安を煽り、冷静さを失わせます。
3.サポートセンターに電話すると、外国人が丁寧な対応で日本語でサポートしてくれます。
4.遠隔操作できるようにするため、お客さんのパソコンにソフトをインストールさせ遠隔操作し、今回の件と全く関係ない作業をしてさらに不安を煽ります。
(よくあるのが、コマンドプロンプトでコマンドを打ち込み、でたらめな数値を見せて「ウイルスがこんなにありますよ~」と伝えてくる。)
5.サポート料金の説明後、ウイルスを駆除してくれると案内があり、お客様のクレジットカード情報をすべて聞いてきます。
6.1年、または3年のサポート料を支払い、お客さんのパソコンのウイルスを駆除すると何やらソフトウェアをインストールします。
(これは担当者によってどんな作業しているかはランダムです。実際にお客様に対応したときはマルウェアをインストールされてました)
7.ついでがあれば、他のパスワード関係も聞いてきます。メールアドレスに関連したパスワード、他のクレジットカード情報など
8.サポート終了後、パソコンを再起動させると、また詐欺広告が出てくることがほとんどです。
9.クレジットカード情報を得たサポート会社?は、なりすましで勝手にお客さんのクレジットカードで買い物し、見覚えのない請求が来るようになります。
残念ながら、この詐欺があったあとにサポート料金が返ってくることはありません。
また、警察に相談しても詐欺として受理されることもないでしょう。
クレジットカード情報をお伝えしている場合は、カードを停止させなければなりません。
不安を煽るような広告を出して詐欺を働くというのは、本当に残念なことです。
でも、この記事を見て騙されない人が増えたら、私としては嬉しい限りです。
ちょっとでも不安になったら、焦ってそこに書かれているサポート電話にかけるのではなく、
パソコンに詳しい人や、メーカー、パソコン修理業者にお電話してみてください。